中国商用飛機有限責任公司の総経理で大型旅客機の設計士でもある呉光輝氏は23日北京で、中国の国産大型機「C-919」が来年にもクライアントの予約を受付け、2014年末には初飛行を実現、2016年に最初の旅客機がクライアントに引き渡される計画であることを明らかにした。「国際在線」が24日伝えた。
呉氏によると、金融危機による航空市場への影響は一時的なもので、国産大型機市場の先行きは明るく、国内外の航空会社の多くがすでに予約の意向を示しているという。呉氏は、「今後20年間、われわれの大型旅客機には約2000機以上の市場シェアが見込める」と話す。
計画によると、国産大型旅客機「C-919」は標準型で168席、設計寿命は約30年の9万飛行時間となっている。「C-919」には数多くの国際的な先進技術を用い、市場競争力が比較的強い。「われわれはエア駆動の設計などの面で先進技術を採用した。さらに世界一流のサプライヤーを採用し、国際資源をフルに活用。こういった基盤があってこそ、われわれは優れた航空機を開発できる」と呉氏は強調する。
「C-919」は燃油消費を現在運航している同レベルの航空機よりも12-15%削減できる。騒音でも国際民間航空条約と航空機基準の要求を下回る。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年9月25日