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国産旅客機「ARJ21-700」、改良調整段階へ
発信時間: 2009-09-24 | チャイナネット

 中国航空工業飛行試験研究院によると、中小型ジェット旅客機「ARJ21-700」の第1号機が2カ月間の改良を経て、これまでで最大の較正対気速度(CAS)システムを搭載し、9月16日に西安・閻良空港にて初の飛行テストに成功、本格的な改良調整段階に入った。「西安晩報」が22日伝えた。

 この第1号機は7月15日、上海から西安への飛行を無事終え、西安中国航空工業飛行試験研究院で安全性などの改良が加えられた。同機にはまだ多くの問題が存在しているため、技術者らには今後大きな試練が待ち受けている。

 今回、第1号機のために改良されたCASシステムは、飛行中の速度や圧力などのデータを測定するもので、サイズが大きいほどより正確な測定結果が得られる。第1号機に装着されたピトーチューブは長さ2メートル半あり、同研究院の中でも最大のものだ。今後はさらにバラスト水管理システムを搭載し、有効に機体の重心を調節する計画だ。この日の飛行テスト成功を受け、同機は第二段階の本格的な改良調整に入る。(編集KA)

  「人民網日本語版」2009年9月24日

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