8月の統計データによると、中国移動(チャイナモバイル)は新規ユーザーのマーケットシェアが60%以下だった7月の状況を打開、新規ユーザー数の拡大に成功した。また今年に入って以来、業績の好調だった中国電信(チャイナテレコム)はやや勢いが落ち、8月の新規ユーザー数は前月よりも減少した。中国網が22日に伝えた。
中国移動の8月の新規ユーザーは526万件に達し、累計ユーザー数も5億件を突破、5億3百万件に上った。中国移動の新規ユーザーが占めるマーケットシェアは、7月は59%だったが、8月には64.5%に達した。
中国移動のTDネットワークおよび端末がまだ成熟していないこと、および中国電信の3G端末が成熟していないことなどにより、国内の3G市場はなかなか盛り上がりを見せず、消費者は未だに様子見の状態だ。今月末には中国聯通(チャイナユニコム)のWCDMAが正式に市場に参入し、3G市場の急速な発展が促進され、中国移動・中国電信・中国聯通の3大キャリアによる3Gユーザー争奪戦が始まると見られている。
中国移動の発表したデータによると、同社で8月に3Gネットワークサービスを使ったユーザー数は132万7千件で、7月の108万8千件と比べて23万8千件増加した。国信証券研究員の厳平氏の予想によると、中国聯通の3G業務がスタート後、3Gユーザー数は第4四半期に急速に増加すると見られる。中国聯通の3Gユーザーは2009年中に300万人に達し、2010年には1500万人に達する見込みだ。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年9月23日