国家海洋局極地考察弁公室はこのほど、中国第26次南極観測隊が10月11日に中国唯一の極地観測船「雪竜」に乗り込み、上海の極地観測専用ふ頭から南極に向けて出発することを明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が21日伝えた。
国家海洋局極地考察弁公室の魏文良・党委員会書記によると、中国第26次南極観測隊の隊員は計260人余り、180日程度の活動後、来年4月10日に上海に帰還予定。今回は第1次南極調査に次ぎ、隊員数が多く、活動日数も長い。
中国第26次南極観測隊は計画に基づき、南極観測船「雪竜」に乗り込み、「長城基地」と「中山基地」、それに南極内陸部にまで入り込み、「崑崙基地」で建設と調査を行う「1船3基地」の観察任務を執行する。このほか、観測隊は南極内陸部にあるグローブ山でも隕石や地質、生物などの調査を実施。グローブ山での総合科学調査は今回が5回目となる。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年9月22日