蘇州工業パークに拠点を置く蘇州サムスン電子コンピュータ有限公司の「新研究開発棟」が15日、オープンした。見た目は「地味」なこの建物で将来、世界に広がるサムスンのノートパソコンの研究・開発が半数以上行われる。このことは、蘇州が将来、同社のノートパソコンの主な研究開発の中心となることを意味する。中国新聞網が15日伝えた。
蘇州サムスン電子コンピュータ有限公司は三星集団の子会社で唯一、ノートパソコンを開発・製造している。今回新たにオープンした開発センターは投資総額5千万元、敷地面積1万1880平方メートルに3階建ての建物が立つ。サムスンは、製品の核心競争力を高め、世界をリードする開発技術と確かな製造技術によって市場のチャンスを先取りするねらいだ。
蘇州サムスン電子コンピュータ有限公司は今年の第1四半期だけでノートパソコン130万台を生産、これは昨年の年間生産量の半分近くに相当し、前年同期よりも70%以上増加した。中国経済回復への自信から、今年のノートパソコンの販売目標を800万台と定め、今年の年間生産量は前年同期比120%増を目指す見通しだ。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年10月16日