第2回国際熱帯旋風上陸過程シンポジウムによると、2010年上海万博の気象保障システムに「台風上陸早期警報」を構築し、台風警報技術と予報能力の面でブレークスルーを果たし、政府部門とともに防災減災に向けた緊急ネットワークを形成する方針だ。新華社のウェブサイト「新華網」が19日伝えた。
上海市気象局の関係者は、2010年上海万博の気象保障について、短時間で災害が起こる恐れのある天気の予報と、その影響が比較的広範にわたる台風の予報と警報の2つの面に最も力を入れていると紹介。
上海万博の気象保障システムには台風早期警報システムが構築される予定だ。システムの構築内容として、▽第一に監視情報の収集を通じて観測データのネットワークを形成▽第二に、監視情報や国内外の主流業務センターが集めた予報結果を参考に、最終的な予報決定を行い、独自の予報製品を制作▽第三に、関係政府部門や民衆に精確な情報を素早く公表し、関係政府部門と防災減災に向けた緊急協力体制の形成―が含まれる。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年10月20日