中国インターネットネットワーク情報センター(CNNIC)が伝えたところによると、ドメインなどを管理する国際組織ICANN(アイキャン)はこのほど韓国で会議を開き、漢字、アラビア文字、ハングル文字など、アルファベット以外の文字によるドメイン名を許可することを決定した。このことは、「ドメイン名の中国語を含む諸言語の文字への開放」という、インターネット誕生以来最大の変革が実質的な一歩を踏み出したことを意味する。「人民日報」が4日に伝えた。
CNNICの斉麟・主任助役は、「『.中国』を代表とする、アルファベット以外のドメインの国際申請実現が本格的に前進し始めた。インターネットの国際基準を数多く備え、十年間の運営と技術的経験を有し、インターネット上で中国を代表する『.中国』は、中国語による世界初のトップレベルドメインになる可能性が出てきた。2010年の初めには、ネットユーザーは世界のどこからでも中国語ドメインでサイトにアクセスすることができるようになるだろう」と述べる。
現在、ウィンドウズの「IE」、グーグルの「Chrome」、「Firefox」など、世界の主なウェブブラウザはすでに「.中国」ドメインへの対応を実施している。またグーグル、ヤフーなどの検索エンジンも、徐々に「.中国」ドメインのサイト登録、サポートを始めている。
「人民網日本語版」2009年11月4日 |