ホーム>>文化>>文化一般
文物局、不法に流失した中国文物の競売に反対
発信時間: 2009-11-06 | チャイナネット

18世紀の乾隆帝が使用していた玉璽

中国国家文物局は5日、「略奪された或いは不法に流失した中国文物の競売に反対し、各国の競売機関は関連国際公約の精神と職業モラルを持ち、利益ばかりでなく、文物流失国の国民感情を尊重すべきだ」と重ねて言明した。

報道によると、北京時間5日朝、ロンドンの競売大手サザビーズが催した中国磁器と工芸品のオークションで、18世紀の乾隆帝が使用していた玉璽が約4000万元で競売された。故宮博物院など各機関に収蔵されている多くの重要な清代の宮廷用品には、この玉璽の印がある。このニュースは中国のネット利用者の間で大きな注目を集めた。

中国国家文物局は、今後、海外に流失した中国文物の調査を一層強化し、国内の専門機関はより多くの経費や人力を投下し、海外に流失した中国文物の状況の収集、整理、研究を支援し、文物の返還請求に基礎情報を提供すると表明した。中国政府は調査状況に応じて様々な措置を採り、より多くの不法に流失した文物の返還を促すという。

「チャイナネット」 2009年11月6日

  関連記事

· 両岸故宮、「雍正—清世宗文物大展」を共催

· チベット文物展が東京で開幕

· 日本から戻った文物が国内で高値で競り落とされる

· 国家文物局 流出した中国文化財の競売に反対

· 済南で5つの時代の文物が発掘

  同コラムの最新記事

· 北京大学 前漢時代の貴重な竹簡を収蔵

· 「中国蜀道」の世界文化ルート遺産登録を申請

· パンチェン11世、蔵伝仏教高級学位取得者の拝謁を受ける

· レベルが向上する中国の日本学研究修士論文

· 米学者、下院による孔子生誕記念に関する決議採択を評価