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中国が開発に参加したAMS02、来年打ち上げへ
発信時間: 2009-11-10 | チャイナネット

 ノーベル物理学賞受賞者で米国籍中国系物理学者の丁肇中教授がこのほどスイス・ジュネーヴにある欧州原子核研究センターで、宇宙にある反物質と暗黒物質の探索に用いるアルファ磁気分光計(AMS02)を、2010年7月29日午前7時30分(米国東部時間)に米ケネディ宇宙センターからSTS-134のエンデバー号で打ち上げ、国際宇宙ステーションに送り、3年にわたる探索の旅を始めると発表した。科学時報が10日伝えた。

 AMS02は重さ6700キログラム、中国の各機関が開発に参加した。なかでも中国科学院高エネルギー物理研究所と中国運搬ロケット技術研究院がフランスとイタリアの2機関と協力して開発したAMS02電磁カロリメータは、エネルギーがTeVに達する電子と光子を測量でき、暗黒物質を探すのに重要な探測器。中国科学院電工研究所をはじめ、上海交通大学、東南大学、山東大学、中山大学、それに台湾の「中央研究院」物理研究所、「中央大学」、中山化学研究院などがAMS02国際協力に参加した。

 AMS02はすでに組み立てを終え、まもなく欧州原子核研究センターでビームテストを行った後、欧州宇宙研究機構のオランダにある欧州宇宙技術センター(ESTEC)環境試験センターに運ばれ熱真空試験が行われる。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年11月10日

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