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世界初の第3世代原子炉「AP1000」に冷却用ポンプ取り付けへ
発信時間: 2009-09-22 | チャイナネット

 国家原子力発電技術公司が伝えたところによると、世界初の第3世代加圧水型軽水炉「AP1000」の冷却用ポンプの主要部品がこのほど米国で完成し、原型テスト前の組み立て作業を無事終え、テスト用ベンチプラントに取り付けられ、まもなく全体の性能実験開始となる。これは中国が進める第3世代原子力発電の自主化の拠り所となる核心設備でもある。「科技日報」が20日伝えた。

 実験計画によると、次はメインポンプの固定子コイル端子間のインピーダンステストやアース端子のインピーダンステストなど稼動実験前の準備に取り掛かる。9月中旬には空載稼動テストが行われる。

 AP1000の冷却用ポンプには、一般的に軽水炉型原子力発電所で使われている軸封ポンプとは異なる、慣性モーメントの高いフライホイールを使った大馬力の遮断型モーターポンプが採用、原子力発電所の原子炉システムの安全と信頼性に重要な役割を果たす。

 「人民網日本語版」2009年9月21日

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