韓国の造船業は2000年2月に日本を抜いて以来、約10年にわたって世界一の座を保ってきた。しかし、世界的な経済低迷の影響を受け、このほど船舶受注量世界一の座を中国に明け渡した。「法制晩報」が10日に伝えた。
造船・海運市況専門分析機関であるイギリスのクラークスン(Clarkson)社および、造船業界が発表した最新統計結果によると、今月初めの時点で、中国の船舶受注量は5496万CGT(補正総トン数)となり、韓国を超えた。
業界関係者は「韓国の造船業が、受注量の減少という泥沼から抜け出せない情況の中、中国は中・低価格商船の注文を受け続けた。韓国の主力製品は超大型タンカー、液化天然ガス(LNG)船など高付加価値の船舶で、これらの船舶の受注数が回復しないうちは、この情況はこれからも続くだろう」と述べる。(編集SN)
「人民網日本語版」2009年11月11日