このほど開かれた「第9回全国科学技術評価学術シンポジウム」で、中国科学評価研究センター主任で武漢大学教授の邱均平氏は同センターが作成した「2009年国家(地域)科学研究競争力ランキング」が発表された。中国網が9日伝えた。
ランキングでは、米国、英国、日本、ドイツ、カナダがトップ5に入った。中国は12位で、中国・香港は22位、中国・台湾は26位だった。前回のランキング(2007年作成)に比べて中国は順位を8位上げ、トップ30入りを果たし、進歩が最も大きい国(地域)だった。
一方、中国はイノベーション力がやや弱いと指摘。イノベーション力は注目を集める論文と特許の2つの指標ではかられるが、中国は特許総数で世界3位に入るものの、絶対数では米国(1位)の5分の1、日本(2位)の3分の1にしかならない。今回特許の指標で使われたのは、米ダウエント・イノベーション・インデックス(2004-2008年)のデータ。中国は注目の集める論文の指標では11位と、2007年と順位が同じだった。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年11月10日