「2009年伝統医薬国際科学技術会議」が9日に開かれ、ここ10年で中国に20の漢方薬科技産業基地が建設されたことが明らかになった。2008年の漢方薬工業と漢方薬材の生産総額はそれぞれ2174億8900万元と575億1800万元にのぼり、技術革新をけん引したほか、産業発展の推進、サービスプラットフォームの構築、優秀な人材育成などの面で著しい成果をあげた。人民網が10日伝えた。
科学技術部の劉燕華副部長によると、漢方薬の現代化、国家化を加速しようと、同部は1998年に「漢方薬現代化産業行動計画」を正式に立ち上げた。1999年に科技部が初の国家漢方薬科技産業基地(四川省)の建設を認可して以来、これまでに20の漢方薬科技産業基地が建設された。うち四川省や広東省など11カ所の基地はすでに第1期建設計画の検査に通過。劉副部長は、「漢方薬科技産業基地の建設を通じて、この10年間で多くの漢方薬企業が育成され、漢方薬工業も急速に発展している。その生産総額は1999年の687億8000万元から2008年には2174億8900万元に増加、成長率は医薬工業を332ポイント上回った」と紹介。漢方薬農業経済の安定した成長により、漢方薬材の生産総額も1999年の171億9800万元から2008年には575億1800万元に増加、栽培の規範化が大きな効果をあげている。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年11月11日