大唐電信科技産業集団は8日、上海・浦東新区人民政府との契約に調印し、浦東金橋開発区に「大唐上海産業パーク」を建設することを発表した。同産業パークは、知的所有権を有する次世代ワイヤレスモバイル通信技術・規格を研究開発する重要基地となる。「中国網」が9日に伝えた。
大唐電信集団の真才基・総裁によると、「大唐上海産業パーク」では今後、ICチップの設計・製造を全力で推進し、ワイヤレスモバイル通信の国家重点実験室と、次世代ワイヤレスモバイル通信システム技術プロジェクト実験室という、2大国家級実験室の建設を急ぎ、国家級イノベーション人材基地の建設を積極的に推し進め、産業集中効果を発揮させ、上海浦東を中国のICチップ設計、モバイル通信設備製造の重要なハイエンド産業基地としていくという。
大唐電信集団は中国の通信業界を代表する通信機器・端末メーカーで、3Gモバイル通信規格TD-SCDMAを打ち出し、その中心となる特許を有している。大唐電信は現在、自主開発したTD-SCDMAの産業発展を推し進める一方で、TD-LTEおよび4Gなど、次世代ワイヤレスモバイル通信技術と規格を開発している。(編集SN)
「人民網日本語版」2009年12月9日