中国商用飛機有限責任公司が25日に伝えたところによると、中国が自主開発した新型ジェットコミューター機「ARJ21ー700」の103号機がこのほど、内蒙古自治区海拉爾から西安・閻良へのフライトを行い、厳寒条件下での地上テストおよび飛行テストを順調に完了した。新華社が25日に伝えた。
中国のジェット式大型民用航空機が厳寒条件下でのテストを行ったのは今回が初めて。このことは国内の空白を埋めたと同時に、「ARJ21ー700」が耐空性基準にしたがって行った第1項目目のテストに合格したことを示し、耐空証明の取得に向けた重要な一歩となった。
今回のテストでは、補助動力装置とエンジンの起動テスト、燃油システムの給油性能テスト、フライトコントロールシステム検査・テスト、液圧システム低温テスト、エアコンシステム暖房機能テストのほか、システム全体の寒冷気候下における機能検査が行われた。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年1月26日