中国科学院(科学アカデミー)と中国工程院(工学アカデミー)の院士563人が投票によって選んだ、2009年の中国・世界の科学技術十大ニュースが20日に北京で発表された。同ニュースは毎年一度発表され、今年で16回目になる。「人民日報海外版」が伝えた。(編集KS)
▽中国科技十大ニュース
(1)演算速度1千兆回のスーパーコンピューター「天河1号」の研究開発に成功
(2)南極内陸科学調査ステーション第1号が完成
(3)国内最大の放射光施設「上海同歩輻射光源」が完成
(4)量子計算の研究が大きく進展
(5)A型(H1N1)インフルエンザワクチンの初の大量生産に成功
(6)人工多能性幹細胞(ips細胞)の万能性の証明に初めて成功
(7)独自の知的財産権を備えた大容量のナトリウム硫黄電池(NAS電池)の開発に
成功
(8)世界最古の羽がある恐竜の化石を発見
(9)太陽エネルギーによる高純度シリコンの精錬に成功
(10)1万トン級の石炭系エチレングリコール(EG)の工業化モデル開発に成功
▽世界科技十大ニュース
(1)米国が月面で水の存在を確認
(2)欧州の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)が ビームエネルギー1.18TeVの世界
新記録を達成
(3)ガン細胞を消滅させる新たな方法を発見
(4)火星でメタンの放出を確認
(5)エイズワクチンの研究が進展
(6)ips細胞誘導の研究が大きく進展
(7)無限のタンパク質合成を可能にするリボ核酸(RNA)の合成に初めて成功
(8)汎用量子コンピューター第1機がお目見え
(9)人類最古の全身骨格化石を発見
(10)世界最大の反射鏡をもつ宇宙望遠鏡「ハーシェル」を打ち上げ
「人民網日本語版」2010年1月21日