中国大陸部6カ所に風力発電基地を設置するという構想が、未公開の「新エネルギー新興計画草案(以下、草案)」の中に組み込まれた。「第一財経日報」が28日に伝えた。
「草案」によると、河北、内蒙古、東北、甘粛、新疆、江蘇の6カ所に、2011年に2900万キロワット、2020年までに8100万キロワットの風力発電ユニットが設置される計画だ。
関係者らは、一部地域における2011年の設備容量目標は保守的すぎると見ている。このほかにも風力発電プロジェクトは、グリッド接続、西電東送(西部の電力を東部に送る)など、様々な関門を突破する必要がある。
草案によると、6大基地のそれぞれの設備容量は1000万キロワット、もしくはそれ以上の規模となるという。
08年、中国の風力発電の総設備容量は1221万キロワットに達し、「第11次五カ年計画」の風力発電発展計画を2年前倒しで完成した。07年に発表された「再生可能エネルギー中長期発展計画」では、2020年までに全国の風力発電総設備容量を3000万キロワットにするという目標が提示された。しかしこの目標は今年中にも達成される見込みだ。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年1月29日