ホーム>>文化>>科学技術
南極昆侖基地チーム「氷穹A」での任務終え退去
発信時間: 2010-01-27 | チャイナネット

中国第26期南極内陸調査昆侖基地チームの隊員20人は26日、内陸部の氷床最高点「ドームA」(氷穹A)地区での科学的調査を完了して同基地から退去し、中山基地への帰路についた。新華社のウェブサイト「新華網」が同日伝えた。

昆侖基地チームの李院生隊長が衛星電話で取材に応えたところによると、1月6日未明に海抜4093メートルのドームAとドームAの南西約7キロの地点にある昆侖基地に到達した後、隊員たちは厳しい寒さや低酸素といった数々の困難にも負けず、河川、天文、測量、地球物理など多分野にわたる総合的調査を進め、多くの成果を獲得した。

また同基地内部の整備、汚水処理設備の設置といった建設関連の任務も完了させた。

李隊長によると、今回の調査で隊員たちは約20日にわたる活動の末、基地付近で長さ132メートルの氷芯サンプルを採取することに成功した。これにより、理論的には5千-6千年前の地球環境の変化にさかのぼることが可能という。

「人民網日本語版」2010年1月27日

  関連記事

· 南極で初めての絵画展を開催

· 中国南極観測隊の隕石保有数は1万個

· 中国南極観測隊が南極大陸内陸部の最高点に到達

· 南極観測隊、1個目の隕石を発見

· 南極観測チーム 再び雪上車が故障し、前進を中止

  同コラムの最新記事

· 中国 世界初となる医療用中性子照射器を製造

· 中国 フェルール分野で初めて知的所有権を取得

· 宇宙飛行士チーム13人 清華大の修士号を取得

· 「ARJ21ー700」、厳寒条件下でのテスト完了

· 地理情報産業 規模750億元に 09年