優秀な人材を集め、国産大型旅客機の開発を加速しようと、「北京海外人材革新創業基地」の建設が29日、北京の昌平区にある未来科技城で始まった。新華社のウェブサイト「新華網」が同日伝えた。
同基地は、中国商用飛機公司が様々な資源と海外の優秀な人材を集め、民間航空機の先進技術や基礎技術の研究を強化し、独自の革新力と設計・開発力を高めようと講じた重要な戦略策で、中国の民間機の技術研究システムの構築と整備にとっても重要な意味をもつ。
北京海外人材革新創業基地では新体制、新メカニズム、新方式を積極的に取り入れていく。プロジェクト管理は首席専門家が担当、産学研提携により開発チームを発足し共同で難関を克服していく。また契約制、技術譲渡、委託研究、内部一体化、博士後流動点など多くの運営方式を積極的に模索し、世界一流の航空技術研究機関および民間機の人材の宝庫を目指す。
中国商用飛機公司は、国家大型機重大特別プロジェクトの大型旅客機事業をはじめ、飛行機の幹線路線・地方路線の総合計画および民間航空機の産業化を主体となって進めている。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年3月30日