曙光公司が8日に明らかにしたところによると、08年に発売された、中国初となる100テラフロップス超(毎秒100兆回の演算速度)のスーパーコンピュータ「曙光5000」はこれまでに431台売り出されたという。「新華網」が8日に伝えた。
高性能コンピュータ「曙光5000」は国の863計画(ハイテク研究・開発計画)高性能コンピュータおよびそのコアソフト事業の支援を受けた研究プロジェクトだ。演算速度は、システムのピーク値では230テラフロップスに達し、LINPACKベンチマークは180テラフロップス超を記録している。
「曙光5000」の発売により、中国は米国に次いで2番目に100テラフロップス以上のスーパーコンピュータを製造・応用できる国となった。
曙光公司の歴軍総裁によると、現在すでに431台の「曙光5000」が発売され、上海、成都、甘粛など、さまざまな省・市で使われているという。うち、最も影響力があるのが、上海スーパーコンピュータセンターに設置された「曙光5000A」だ。
曙光公司は1995年に設立、中国科学院計算機研究所と国家人工知能コンピュータ研究開発センターのサポートのもと、2006年に天津高新区華苑ソフトウェアパーク海泰緑色産業基地に産業基地が建設された。
「人民網日本語版」2010年4月9日