中国ソフトウェア業界は09年、金融危機の中で優秀な実績をあげた。工業情報化部ソフトウェアサービス業司の郭建兵司長は11日、第14回中国国際ソフトウェア博覧会の記者会見に出席し、「今年は政府の定めた目標(販売収入1兆元・成長率20%以上)を確保していく」と表明した。「中国新聞社」が11日に伝えた。
中国ソフトウェアサービス業の09年の収入は9513億元だった。成長率を20%として計算すると、今年の収入は1兆1400億元となる。
郭司長は、「金融危機により、中国のソフトウェアサービス業界には大きな発展の余地がもたらされた。世界の産業シフトが加速したことや、企業の合併・買収で世界の新たな資源配置・産業組織の構造調整が行われたことも、中国のソフトウェア産業に新たなチャンスをもたらしている」と述べた。
09年、中国のソフトウェア輸出は185億ドルに達し、成長率は08年に比べて4割減となったものの、14%の成長を保った。ソフトウェアアウトソーシングでは、日本向けアウトソーシングの割合が比較的速いスピードで減少したものの、欧米向けのアウトソーシングは成長が見られた。
「人民網日本語版」2010年5月12日