7月12日に行われた「2010年中国自動車市場展望フォーラム」において、中国自動車工業協会の董揚常務副会長は、全面的な新エネルギー自動車の発展計画が現在制定中であり、第3四半期末から第4四半期にかけて打ち出される予定だと明らかにした。「中国網」が13日に伝えた。
董常務副会長のコメントは以下の通り。
省エネ・新エネルギー車を発展させる一番の要因はガソリンの節約だ。ガソリン供給のボトルネックを考慮すると、中国はやはり省エネ・新エネルギー車の発展に力を入れる必要がある。この分野において、中国と世界先進レベルの間にはまだ大きな差がある。新エネルギー車に関しては、中国はレアアース、リチウム、グラファイトなどの資源が豊富だが、重要ないくつかの材料は、輸入が必要な上に、ここ数年で価格の上昇が大きい。また、生産設備の輸入にも制限がある。政府は新エネルギー車開発に向けた投入をさらに拡大するべきだ。
このほか、従来の自動車における省エネも、新エネルギー車と同様に重要だ。ガソリン節約技術をできるだけ早く取り入れ、省エネを実現するべきだ。
新エネルギー車の技術路線に関しては、ハイブリッドや燃料電池も放棄するべきではない。ハイブリッドは少ない設備での発展が可能だし、燃料電池の技術的難関も最近は突破口が見えている。天然ガス、メタノール、エタノール、ジメチルエーテルなど、石油に代わることのできる技術は全てサポートしていくべきであり、政府は技術発展路線に対して中立を保つべきだ。
「人民網日本語版」2010年7月14日