有名アーティストの作品を扱うアートフェア「Fine Art Beijing」が9月16日~19日、北京農業展覧館で開かれる。2006年に北京でスタートし、現在は中国を代表するアートフェアの一つになった「Art Beijing」の一部として、昨年11月に初めて開催され、今回で2回目となる。
油絵から骨董品までジャンルにこだわらず、価値の認められているアーティストの作品を対象に、コレクターや美術館などに取引の場を提供するという。
昨年秋の初めての開催時には、ドイツ人印象派画家の絵が最高値となり、1点1200万元(約1億6000万円)の価格で取引が成立した。
主催者は、「予想を遥かに上回る手ごたえだった。世界の不況は中国のアート市場にほとんど影響を及ぼしていない」、と昨年のイベントを振り返り、今年の開催に自信を見せた。
なお、今年の「Fine Art Beijing」はギャラリー出展とテーマ展の二部からなっており、日本を含め、内外のギャラリー30~40軒が出展すると見込まれている。
ちなみに、アジア最大のアートフェアを目指す「Art Beijing」はこれまで現代アート(アート北京)、映像(フォト北京)、FineArt(ファイン・アート北京)をテーマとしたサブフェアを相次いで立ち上げましたが、来年の「デザイン」をテーマにしたアートフェア「設計北京」の実施に向けて準備を進めているという。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年7月25日