国家図書館

　中国国内で毎月出版される新刊書は3万種類近くに上る。これらの新刊書のうち、国家高級幹部はどのようなものを読んでいるのだろうか？

　幹部らは毎月、「新刊書推薦」を受け取る。推薦される書籍は国家図書館が毎月出版される数万種類の書籍類の中から精選した中国語書籍で、約50冊、さらに3冊の重点推薦書がある。先月の重点推薦書は、「北洋核分裂：軍閥と五・四運動」「米国の陪審団」「ショック主義：災難資本主義の勃興」だった。

　新刊書の推薦は国家図書館にとって、国家に立法政策決定のサービスを行う中で最も一般的な業務にすぎない。2003年に始まり、これまでに5千冊近くの中国語書籍が推薦された。

　ハイレベルな情報提供あるいは中央・国家各部各委員会へのサービス提供、国家の重大政策決定のためのサービスあるいは両会の各代表委員へのサービスにかかわらず、この延べ床面積世界3位、蔵書数世界5位を誇る国家図書館は、いずれも忠実にその大切な職責を果たしている。

　「国家図書館立法政策決定サービス成果展」がこのほど開催され、多くの新鮮な資料が、国家図書館が立法の促進と政策決定に科学性、民主性を与える努力を続けていることを社会に知らしめた。