82日間にわたり、航行距離が1.2万海里に及ぶ4回目の中国北極科学調査隊が乗った極地科学調査船「雪龍」号が20日、調査任務を終了し、上海の浦東に帰港した。
今回の科学調査はこれまで3回にわたった調査結果を基に、北極圏海域の海氷の急速な変化及び海洋生態系の反応というテーマをめぐって、北極地域での総合的調査を行った。調査隊は立体的な実測データを数多く獲得しており、これは北極圏の変化による中国の気候環境への影響の把握にプラスとなるとともに、国際的な科学研究に価値ある現場データを提供できると期待されている。
「中国国際放送局 日本語版」2010年9月20日