中国月探査プロジェクトの呉偉仁・総設計師はこのほど、月探査衛星「嫦娥2号」の打ち上げに向けた準備が順調に進展しており、打ち上げ準備はすでに最終段階に入ったことを明らかにした。衛星は予定を繰り上げて、まもなく到来する中秋節の後に打ち上げられる可能性があるという。「昆明信息港」が伝えた。
呉総設計師によると、衛星「嫦娥2号」はすでに打ち上げ準備がほぼ完了している。
「嫦娥1号」の任務成功に続き、「嫦娥2号」も急ピッチの準備を終わらせ、打ち上げ準備が整った。
「嫦娥2号」の打ち上げで使用されるキャリアロケット「長征3号丙」には、13のエンジンが設置されており、地球から38万キロ(月から200キロ)離れた月軌道まで直接衛星を運ぶことができる。中国のロケットがこれほど遠くに到達するのは今回が初めてとなる。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年9月20日