第8回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航展)が11月16日から21日にかけて珠海航展センターで行われる。同博覧会には、中国が自主開発した最新機種の数々も展示される。「新華網」が13日に伝えた。
珠海航展の責任者が北京で13日に行われた記者会見で明らかにしたところによると、今博覧会の出展規模は過去最高で、すでに確定しただけでも室内展示面積は2.3万平方メートル以上に上るほか、国内外の航空・宇宙メーカー約600社が出展を決定しており、各種航空機約70機が展示される予定。また、開催期間中にはトップフォーラム、製品プロモーションなど約40のイベントが行われる。
今回の博覧会では、中国が自主開発した最新の機種の数々も展示される。中国空軍は「殲-10」、「轟6」、「殲轟7」など、60周年国慶節の軍事パレードに参加した機種の一部を出展する。中国航空工業集団公司も高級訓練機「猟鷹」、コミューター機「新舟600」、多目的水陸両用機「海鴎300」など多くの機種を出展する。中国商用飛機有限責任公司は、中国が自主開発したジェットコミューター機「ARJ21」を初出展し、実演フライトも行う。
第8回珠海航展執行委員会の王広泉・副主任によると、今回の博覧会に出展される国内外の航空機の数は前回を上回っているという。エンブラエルの「Lineage 1000」、「Legacy 600」、ボンバルディアの「Global Express XRS」と「Challenger 300」、「Challenger 850」などの機種も出展が決まっているほか、ボーイング、エアバス、Rosoboronexportなど、国外の常連企業も珠海航展に再結集する。また、米カーライル・グループ、イタリアACCIAIERIE VALBRUNA S.P.A.などは初出展となる。
開催期間中には、中国空軍の「八一」アクロバットチームとパキスタンのアクロバットチームの競技が行われ、中国空軍は塗装を一新した「殲-10」を使用する予定。このほか、国内外における世界最新水準の民用・軍用飛行機もフライトパフォーマンスを行う予定だ。
「人民網日本語版」2010年10月14日