2008年に開催された北京オリンピックの開幕式で、100人の出演者が演じた「活字印刷術」では、大篆、小篆、楷書の書体で漢字の「和」が書かれた。
雑誌「中華遺産」の最新号では、「中華文化の意義を持った漢字100」の結果が発表されており、その中には、社会文明の発展を代表する「耕、禾、農、家、田、絲、工」、中国の哲学、宗教、社会文化の思想を持つ「儒、道、佛、悟、戒」、国家を表す「東、北、土、社、九、鼎、国」などが選ばれている。
この漢字の選考は、約50人の中国の歴史や語学の分野の専門家と学者がまず374個の漢字を選び出し、最終的に100個に絞り込んだ。そして主催者側が、中国国家地理ネットや漢字ネットなどのサイトで幅広く意見を募集した結果、ネットでは「和」が最高数を獲得し、台湾「中央研究院」歴史語学研究所の李贞徳研究員などの専門家からも強い支持を得た。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年10月15日