急速に売上を伸ばしているハイエンド向け有機LEDディスプレイだが、国内市場はこれまで海外メーカーに牛耳られていた。まもなくその歴史に幕を閉じる。今月8日、中国初の4.5世代アクティブ・ マトリックス型有機発光ダイオード(AMOLED)の生産ライン建設が国内ディスプレイメーカー・彩虹(広東省佛山市)で始まった。2年後には世界最先端のフラットパネルディスプレイを年間2000万枚生産する予定。24日付の「科技日報」が伝えた。
有機LEDは第3世代ディスプレイの代表で、自発光、構造が簡単、超軽量・薄型、すばやい反応、広視野角、低消費電力、フレキシブルディスプレイといった特徴があり、液晶ディスプレイ(LCD)に続く次世代フラットパネルディスプレイの技術として期待され、電子製品や通信、工業用制御、医療、航空・宇宙開発、国防安全保障などの分野で幅広く活用されている。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年11月24日