中国科学技術協会が23日に行ったイベント「科学とメディアの対話」において、中国航天科技集団公司科学技術委員会の于登雲副主任(月探査プロジェクト総設計師)が明らかにしたところによると、月探査衛星「嫦娥3号」、「嫦娥4号」に搭載される月面探査車は現在プロトタイプの開発段階に入っており、開発は順調に進展しているという。「科学時報」が25日に伝えた。
于登雲副主任は23日、「『足』と車輪を持つ月面探査車は、中国にとってまったく初めての宇宙機器だ。中国航天科技集団公司にとっても初の開発となり、技術的にも難度が非常に高い。月面への軟着陸と月面車による探査を完了するため、月面探査車の開発では一連の技術的なブレークスルーを実現していく」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年11月26日