中国科学院上海生命科学研究院計算生物学研究所とボイス・トンプソン植物研究所はこのほど、イネの光合成機能を改良して収穫量を上げる合同研究プロジェクトをスタートさせた。7日付「科技日報」が伝えた。
コメは世界で最も重要な穀物のひとつで、世界の人口の約半数以上がコメを主食としている。作物の光合成効率の向上により収穫量を上げると同時に品質・安全性を確保することは、極めて難しい課題とされている。中米の二大研究機関がこの世界的な難題を克服するため重要な一歩を踏み出した。
計算生物学研究所の朱新広研究員とボイス・トンプソン植物研究所のTom Brutnell博士率いる同プロジェクトは、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金の支援を受け、コメの収穫量40-50%向上を目指す。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年12月8日