「中国の出版物の国際マーケティングチャネル開拓事業」記者会見の様子
新聞出版総署対外交流・合作局の張福海局長
新聞出版総署が実施する「中国出版物の国際流通経路開拓プロジェクト」の記者会見が12月9日、北京で開かれた。
同署対外交流・合作局の張福海局長は、「国務院の『文化産業振興計画』を徹底実施し、中国出版物の国際流通ネットワークの構築を推進し、対外出版貿易のチャネルとネットワークを開拓するとともに、中国出版物の輸出を拡大し、中国出版物の国際シェアと国際影響力を強化するために、新聞出版総署は今年、『中国出版物の国際流通経路開拓プロジェクト』をスタートさせる。また、中国の優れた中国語及び外国語出版物を世界に流通させるために、『第12次5カ年計画』の期間、同事業を通して、国際流通経路や海外の中国書籍専門店、国際オンライン書店などを含む中国出版物の国際的かつ立体的な販売ネットワークの構築を計画している。これは、新聞出版総署が実施する中国出版業の海外進出戦略の重点事業の一つである」と紹介した。
「中国出版物の国際流通経路開拓プロジェクト」には、「国際流通経路協力計画」「世界百家中国書籍専門店中国図書合同展」及び「国際オンライン書店育成計画」の3事業が含まれるという。
外文局副局長、中国国際図書貿易総公司総経理の斉平景氏
外文局副局長、中国国際図書貿易総公司総経理の斉平景氏は「世界百家中国書籍専門店中国図書合同展」について、「新中国成立60周年の際にこのような形の図書合同展を始めて開催した。購買力が低下している中、中国図書の輸出促進に大きな役割を果たすだろう」と述べた。
「世界百家中国書籍専門店中国図書合同展」は、中国国際図書貿易総公司と全国の地方出版対外貿易公司連合体が共催するもので、韓国、シンガポール、ベトナム、タイ、日本、マレーシアなど27カ国の書店100店と協力して、12月16日より1カ月間開催される。同活動の目標は、世界の100の中国書籍専門店との協力によって、海外の中国書籍販売資源を整合し、海外販売に有益なネットワークを構築して、輸出と重点書籍の海外販売を拡大することにあり、海外の華人・華僑や中国語を学ぶ外国人に最新の中国図書を豊富に提供したいとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年12月13日