中国極地研究センターによると、第27次南極科学観測隊が5日、中山基地に無事到着した。新華社が伝えた。
観測隊が乗った極地科学観測船「雪竜」は現在氷を砕いて前進することができず、中山基地から約30キロ離れた地点に停泊している。第1陣の観測隊員は同日、ヘリで中山基地に向かい、1年間基地を守ってきた越冬隊を慰問した。
雪竜号の沈権船長によると、11月24日にオーストラリア・フリーマントルの停泊地から出港し、南極海の暴風圏を通過する際、6回にわたって台風に遭遇したが、先進的な天気図や天気予報、合理的な航路変更により、うまく危険を回避した。特に10メートルの高波域は避け、船の揺れを30度以内に抑えるようにしているという。(編集KA)
「人民網日本語版」2010年12月7日