甘粛省の職人15人が3年かけて丹精込めて作り出した巨大なトウ硯「中華竜硯」が先ごろ蘭州で公開された。「竜硯」は重さ30トンあまり、長さ7メートル、幅3メートル、高さ1.2メートルで全体は青灰色の円形で、様々な姿勢の竜56体の姿が刻まれている。硯の台の中心は中国の地図で、右側には朝陽、左側には新月、上方は山海関と嘉峪関に連なる万里の長城となっている。トウ硯は広州の端硯、安徽省の歙硯、山西省の澄泥硯と並んで中国四大名硯と呼ばれ、トウ硯は精緻な造形やきめ細かい質感で有名だ。(編集YH)
「人民網日本語版」2011年1月6日