青少年を対象とした宇宙実験案の募集が25日、南京市内の中学校でスタートした。今年の冬休み、全国の小中学生を対象に実験案を募集する。採用された案は、中国有人宇宙飛行計画で初めてドッキング目標となる「天宮1号」で実験が行われる予定。新華社が伝えた。
天宮1号は今年打ち上げられ、寿命は2年とされている。計画では、有人宇宙船「神舟7号」の飛行任務成功後、中国は宇宙飛行器のランデブー技術とドッキング技術を重点的に開発し、宇宙実験室建設に向けた準備を進める。天宮1号は重さ8トン、実際には宇宙実験室の雛形。
多くの青少年に宇宙技術に興味を持ってもらい、青少年の革新精神、探求力、実践力を育て、青少年の科学普及をさらに推進しようと、中国科学技術協会、中国有人宇宙計画弁公室、中国航天科技集団は共同で、全国青少年有人宇宙飛行科学普及活動「天宮を開く夢」を企画、まずは実験棟で実施する宇宙実験案を募集することとなった。
天宮1号は初期段階で人の短期滞在、無人での長期にわたる稼動が可能な宇宙実験プラットフォームを建設する予定だが、全国の青少年のためにも特別に実験項目を保留してある。今回の活動は全国の小中学生を対象に、天宮1号搭載条件に適した、アイデア満載の科学実験案を募集する。応募締切は2月28日。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年1月27日