中国最大のミサイル兵器開発・生産企業である中国航天科工集団公司は、これまでに全空域・各プラットフォームに及ぶミサイル兵器の開発・生産能力を形成し、種類の豊富さと先進的な技術が特徴の中国ミサイル防衛体系を初歩的に打ち立てた。第11次5カ年計画(2006-2010年)期間中には、数多くの国家重点開発任務で重大な進展を果たしている。「中国網」が18日に伝えた。
同公司の許達哲総経理によると、第11次五カ年計画期間中、同公司の経済規模と経済効果は急速に拡大し、経済運行の質も大きく改善した。また、経営業績も大幅に上昇し、営業収入の年平均成長率は21.6%、うち、民用産業による収入の年平均成長率は29.9%に達した。利益総額の年平均成長率は39.5%となっている。第11次五カ年計画最終年(2010年)の営業収入と利益総額はそれぞれ初年(2006年)の2.6倍、4.5倍となったほか、労働生産率は1人あたり6万7300元から14万9500元に高まった。資産負債率は毎年減少する一方で、資産総額は1千億元を突破し、上場企業の株式時価総額は第10次五カ年計画最終年(2005年)の130億元から460億元にまで高まった。
同公司は軍事工業界において、他に率先して知的財産戦略を発表・実施した。第11次五カ年計画期間中の特許出願件数及び登録件数は第10次五カ年計画と比べて12倍以上になり、発明特許は同20.4倍となっている。同公司はこのほか、海外進出の歩みも加速しており、対外協力の分野と範囲は拡大を続けている。第11次五カ年計画期間中の対外貿易総額は同52.55%増の17億7千万ドルで、国際的な工事請負契約額は約10億ドルに達した。これらの工事は市政プロジェクト、軌道交通、空港、医療衛生、情報管理など様々な分野に及んでいる。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年2月21日