世界の建設機械の「アカデミー賞」と呼ばれる国際建設設備見本市(CONEXPO-CON/AGG)が今月22日から26日にかけ、ラスベガスで開催された。三一重工を代表とする中国の建設機械メーカーが、特有の文化と高品質な製品で、世界に中国パワーを見せつけた。証券時報が28日伝えた。
2005年に初めて出品した5台の展示品は米国の基準に見合わず、一台も売れずにすべて持ち帰ったが、今回は21台の設備を4600平米のブースに展示し、国内最大の出展メーカーとなった。会期中は、中国の重工企業の急成長ぶりだけでなく、中国の建設設備業界の急速な国際化、世界の一流企業を見習う姿勢、世界トップクラスの企業と同じ舞台で戦う自信と実力が反映されていた。
世界を席巻した金融危機で活況だった世界の市場は突然ひっそりと静まり返ったが、国内投資に牽引され中国の建設機械市場は従来よりもさらに際立った活力と魅力を強めている。実際、中国の建設機械メーカーがラスベガスの見本市に初出展して以来ここ数年で、中国の建設機械業界は努力と向上により、産業規模を急拡大し、企業の実力も増強され、市場の成長率も平均20%以上を維持している。外資系メーカーが限りない潜在力をもつ中国市場に次々と進出する一方、国際見本市での経験を積んだ中国の建設機械メーカーは戦略的意義のある海外市場への一歩を積極的に踏み出していることから、将来、世界の建設機械の構造にどんな変化が起こるかわからず、期待に満ちている。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年3月29日