韓国「朝鮮日報」3月31日の報道によると、朝鮮では、モバイル通信産業が著しい発展を遂げており、北朝鮮の携帯利用者数は急増し、既に3G形態のネットワークも完備されている。3G携帯を持つ人の割合は世界トップだ。
エジプト最大のモバイルキャリアであるオラスコム・テレコムは2008年、朝鮮市場に参入すると発表。事業の展開に対し、専門家やメディアは口々に疑問の声を上げた。しかし今、少なくともピョンヤンでは、携帯を使用している光景をよく目にする。オラスコム・テレコムの公式データーによると、2008年、朝鮮で携帯を利用している人数は1600人、2009年には9万人にまで増加しており、昨年の第3四半期には30万人を超えた。3月16日、ドイツのハンズ・ザイデル財団のベルナルド・ジェリガー会長は朝鮮との造林プロジェクトを話し合うため、ピョンヤンを訪れ、「街のいたるところで携帯を使っている人の姿を見かける。大学生もいれば、サラリーマンもいる」と話していた。
韓国情報部は、「朝鮮の携帯利用者数は最大で45万人に達する」と予測。注目したいのは、朝鮮のモバイル通信サービスは既に第1・2世代を超えて、第3世代(3G)にまで達しているということだ。イギリス通信業研究社Tele Geographyは正式に「朝鮮の3G携帯の比率は100%だ」と発表した。そして、モバイル通信分野で世界をリードしてきた韓国だが、3Gが全ての携帯に占める割合はたったの72%だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月31日