中国北車長春軌道客車株式有限公司とハルビン地鉄集団有限公司はこのほど、ハルビン市軌道交通1号線第1期・第2期事業の地下鉄車両に関する契約を締結した。中国北車長春客車が「氷の街」ハルビンのために耐寒地下鉄車両を製造する。20日付「科学時報」が報じた。
世界先進水準のネットワーク制御システムを採用し、列車監視・診断・制御機能の一体化した、国際基準を満たす車両で、制動制御システムには6車両を1ユニットとする独立通信システム構造を初採用。分布式制動制御方式によって制動制御速度が向上し、車両ネットワークシステムにも制限されず、安全性がさらに向上している。また、モジュール化設計を採用し、より合理的な構造、より円滑な操作性を備える。設計全体において安全性、信頼性、快適性、技術先進性を十分に考慮。
寒い冬も正常に運行できるよう、各システムの性能を全面的に高めているほか、暖房・空調システムにも特殊設計を施して、零下38度での運行を確保している。最高運行速度は時速80キロ。来年6月に最初の車両を引き渡し、同年末には全線開通する計画だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年4月20日