エアバスの中国法人は30日、2014年までにA320型機の方向舵の半分を中国・ハルビンで生産する方針を明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が30日付で伝えた。
エアバスと中国側協力パートナーの新たな合意に基づき、ハルビン哈飛エアバス複合材料製造センターは方向舵の生産量を徐々に増やす。同センターは2009年12月からA320型機の方向舵の生産を始め、現在月3機分を生産している。2014年までに全世界の生産量の半分にあたる月産21機分に増やす計画だ。
エアバスは一貫して中国航空業界との長期的戦略パートナーシップの構築に積極的に取り組んでいる。エアバスの部品を生産している中国企業は現在計6社。現在、エアバスの民間機の全機種に中国製部品が使用されている。エアバスと中国メーカーとの協力総額は2010年に2億ドルを突破。2015年には5億ドル近くになる見込みだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年7月1日