国家海洋局のウェブサイトが2日に発表したところによると、新たな極地科学調査用の砕氷船の建造プロジェクトがこのほど、国務院、国家発展改革委員会からの正式な承認を得た。新しく建造される極地砕氷船は、既存の「雪龍号」とともに極地科学調査の砕氷船船団を構成する。京華時報が3日に伝えた。
国家海洋局極地調査弁公室によると、新たな砕氷船はその調査性能、破氷性能において「雪龍号」を上回り、世界先進レベルの極地海洋環境総合調査能力を持つ。
極地砕氷船は、一般水域で作業する特殊船舶とは異なり、機能の総合性・複雑性・特殊性、船舶の設計・建造などにおいて、高い技術的要求を満たす必要がある。中国は未だ、このような船舶を建造したことがない。砕氷船の品質を保証するため、中国は極地調査用砕氷船の設計経験が豊富な国外の船舶設計会社と提携し、国内の設計会社と共同で設計を行い、更に国内の造船所で建造を行っていく。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年8月3日