中国経済網は米NPRの報道を引用し、中国で現在運用されているスーパーコンピュータの数は61システムで、米国に次ぎ世界2位だと伝えた。
中国の「天河一号」は昨年の運用開始時、世界最速のスパコンとして認められた。その演算速度は米エネルギー省管轄下のオークリッジ国立研究所の運営する「ジャガー」を少し上回る。
だが世界最速の肩書きは長くは続かなかった。わずか半年後に日本の富士通と理化学研究所の開発したスパコンが「天河一号」を追い抜き、世界最速の座を奪ったのだ。
だがこれによってスパコン分野で中国の誇りが削がれることはなかった。現在の世界スパコン「TOP500」のうち61システムは中国にある。中国はスパコン保有数で米国に次いで世界2位なのだ。
「TOP500」を作成する米テネシー大学のジャック・ドンガラ氏は「これはとてもすごい成果だ。わずか10年前にはTOP500に中国のスパコンは1つも入っていなかったのに、今やランキングの2位に上りつめた」と指摘している。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年8月8日