米国立海洋大気圏局(NOAA)宇宙天気予報センターによると、 ここ数日間に大規模な太陽フレアが発生した。これは3回のコロナ質量放出を伴い、前2回の高エネルギー粒子はすでに5日前後に地球に到達した。3回目のコロナ質量放出は規模が最大、速度も最速で、毎秒2000キロメートルの速度で高エネルギー粒子が地球へ向かっている。人民日報が9日に伝えた。
中国科学院国家天文台の包星明副研究員によると、国家天文台懐柔太陽観測所は4日、M8.3級の太陽フレアと、それに伴うコロナ質量放出を観測した。この3日間で3つめのM級フレアだ。フレアはX線の強度に基づき、強い順にX、M、C、B、Aの等級に分類される。包氏は「今回の太陽嵐によって放出されたエネルギーは、普段太陽から放出されているエネルギーと比べるとそのごく一部にしか相当しない。したがって、われわれの日常生活への壊滅的な影響を心配する必要はない」と指摘する。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年8月9日