中国が自主開発した3000メートル級の深海半潜水型海洋掘削装置「海洋石油981」号は現在、動力システム、掘削システムなどの全面的なテストを行っており、10月1日までに正式に使用が開始される。これにより、中国の深海石油探査は3000メートル以下の深海区に拡大する。同装置は設計・建造の難度の高さから、海洋工学分野における「空母」と呼ばれている。
中国の造船完成量は、2005年に1000万トン突破し、その2年後には2000万トンを突破した。2007年から2009年にかけては、毎年1000万トンのスピードで急成長し、2010年には2000万トン増加した。第11次五カ年計画期間中、中国の造船完成量は年平均43%のスピードで急成長した。
1956年、日本が英国を抜いて世界一の造船大国となり、世界の造船の中心は欧州から東アジアに移り始めた。1970年代、韓国の造船業が台頭し始め、2003年に世界一の座に着いた。中国は2008年に日本、2010年には韓国を追い抜き、世界一の造船大国となった。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年8月10日