中国文化部は「正式の認可手続き」をとっていない海外の音楽作品100曲の再生、ダウンロードサービスを中止することを国内のウェブサイトに命じた。
文化部の責任者は同日、新華社記者に「ウェブサイトは公式の認可手続きをとっていない音楽の排除を命じられたもので、曲の内容を理由に禁止されたものではない」と強調した。
今回禁止された曲には、70曲の中国語の歌、レディー・ガガやアウル・シティーなどの歌手の25曲の英語の歌、5曲の日本の歌が含まれている。センシティブあるいは攻撃的な内容の歌詞が入っているためではないかとファンやメディアが疑っていることに対し、同責任者は反論したもの。
中国ではウェブサイトがオンライン音楽サービスを行うためには政府の免許を取得しなければならない。また輸入音楽作品の市場参入については文化省の認可を受けなければならない。
文化部によると、国内の検索エンジンやウェブサイトは来月15日までに認可を受けていない音楽作品をチェックし、サービスの提供を直ちに中止することが求められており、従わなければ処罰を受けることになる。
同省はこれまでにエミネムの「コールド・ウィンド・ブロウズ」、KTタンストールの「プッシュ・ザッツ・ノット・アウェイ」、ブルーノ・マーズの「グレネード」などの作品200曲を同じ理由でウェブサイトにサービスの中止を命じている。
同責任者は、文化部は国内のオンライン音楽市場の秩序を守るため、今後も正式に認可手続きをとっていない作品を排除すると強調した。
(新華網日本語)より 2011年8月28日