中国有人宇宙飛行プロジェクトのウェブサイトが明らかにしたところによると、宇宙ステーション実験機「天宮1号」の輸送箱は中国空間技術研究院(CAST)がこれまで使用した中でも最も大きなもので、最新の耐震、保温性能を備えているという。人民網が13日に伝えた。
「天宮1号」を安全かつ時間どおりに発射場まで運ぶため、中国空間技術研究院の開発チームは輸送箱の細部にまでこだわった。「天宮1号」を運ぶための輸送箱は、同院がこれまで使用した中で最大の大きさを誇り、内部には高性能の減震システム、最新の温度制御システムが取り入れられている。開発チームによれば、この輸送箱に入った「天宮1号」は、保育器に入った幼児よりも安全かつ快適に目的地にたどり着けるという。
中国は今年第3、第4四半期に「天宮1号」と、宇宙船「神舟8号」をそれぞれ打上げ、中国初となる宇宙空間でのランデブー・ドッキング実験を行う計画だ。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年7月15日