国家図書館出版社が「辛亥革命名人墨跡」を出版

国家図書館出版社が「辛亥革命名人墨跡」を出版。 国家図書館出版社は先ごろ、革命文物のコレクターで、中国近代史の研究者でもある王金昌氏が編纂した「辛亥革命名人墨跡」を出版した…

タグ: 辛亥革命

発信時間: 2011-10-06 13:25:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

【新華社北京10月6日】国家図書館出版社は先ごろ、革命文物のコレクターで、中国近代史の研究者でもある王金昌氏が編纂した「辛亥革命名人墨跡」を出版した。孫中山、黄興、宋教仁、秋瑾、林覚民、朱執信ら辛亥革命に参加した30人が自ら記した65点の作品が収録されている。最も古いものは1896年に孫中山が記した「自伝」の原稿だが、それ以外は、ほとんどが辛亥革命前後のもので、1916年までの作品が収められている。

作品はすべて実物から複製したもので、筆跡がしっかりとしている。作品は、書簡、規約、出陣の誓い、詩歌などで、重要な歴史的価値がある。孫中山の「到黄宗仰函」、「到檀香山同志函」、「中華革命党総章(初稿)」などは、革命のための資金調達、保皇派と革命派の争い、中国革命に対する考察などが記されている。黄興の「到孫中山函」は、1910年の広州新軍決起の失敗後、黄興と趙声が再び挙兵する計画を孫文に知らせた3000字に及ぶ書簡である。宋教仁の「到陳其美、楊譜笙、潘訓初書」には、辛亥革命の後、宋教仁と黄興がともに武漢に赴き、革命軍の作戦を指揮した状況が記されている。

一部の作品は革命を直接反映したものではないが、革命に参加した人々の心情や考え方を表している。廖仲愷が友人のために作った詩には「不問動機、但観結果。殺身成仁、死得其所」と記されている。「愛国情深意欲痴、偶従灯下弾詞、已教時局如斯急・・・」と記された秋瑾の作品は、女性であっても男性に負けない革命への志を示したもので、人々を感動させた。黄花崗72烈士の一人、林覚民は「与妻書」のなかで、「即此愛汝一念、使吾勇于就死・・・為天下人謀永福」と記しており、気骨と愛情が重なり、読む者の涙を誘う。

「辛亥革命名人墨跡」では読者のために、30人の革命家の略歴を収録しており、作品の下部に繁体字の解釈と文章記号も添えられている。

(新華網日本語)

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