宇宙科学技術で開発された生物医薬によって、多くの病気が治療できるようになるだろう。
中国の特徴
少ない投資で多くのことを実施 高効率
裸一貫から始めた中国の有人宇宙飛行プロジェクトは、「少ない投資で多くのことを実施」という原則を守ってきた。これも大きな特徴の一つだ。
有人宇宙飛行プロジェクトの宇宙船・宇宙実験室システム総設計士の張柏楠氏は宇宙船「神舟」を例に挙げ、次のように説明した。「神舟」の開発はスタートラインが高く、設計が一定のレベルに達し、知能化レベルが全体的に高かった。米国と旧ソ連は当時、無人宇宙船、一人乗り宇宙船の開発を繰り返し、最終的に2人以上が乗れる有人宇宙船を開発した。中国の有人宇宙飛行プロジェクトはスタートが遅かったが、飛躍的な発展を遂げ、それにより開発費用を大幅に削ることができた。
先日成功したランデブー・ドッキングの方法にも革新が見られる。米国とロシアは宇宙船を2隻打ち上げて1回のドッキングを行うが、中国が製造した「天宮1号」は3隻の宇宙船とドッキングを行い、打ち上げ回数は2回少なく、コストを大幅に抑えた。