中国宇宙技術研究院で21日、宇宙船「神舟8号」の帰還モジュールを開く開船式が行われた。モジュール内からは「中国宇宙開発の父」と呼ばれた故・銭学森氏の写真、書画作品「和平頌」、一般の人々から寄せられた4万通以上の「夢」を保存したチップ、農作物・花卉の種など、宇宙船と共に宇宙を17日間旅した「乗客」たちが取り出された。これらの搭載物は、式典後に関連機関に引渡された。
中国有人宇宙プロジェクトの牛紅光副総指揮は、「神舟の搭載物は、中国宇宙開発事業の発展の歴史を記録する証拠であり、今や有人宇宙飛行文化の重要な一部となった」と述べる。
神舟8号に搭載された科学実験物品のうち、中国・ドイツが共同で行う宇宙生物実験プロジェクトのサンプルは着陸場で取り出され、残りの搭載物は開船式の際に取り出された。