北京航空航天大学で25日午前、中国航空工程科技発展戦略研究院が設立された。同研究院は航空分野における中国初の国家級戦略研究機関であり、「大型飛行機」などの航空戦略プロジェクトをサポートしていく。北京晩報が伝えた。
同研究院は設立後、中国工程院、北京航空航天大学、中航工業公司、中国商飛公司などの科学研究機関・企業の資源を統合し、航空科学・技術国家実験室(来年完成予定)という国家級プラットフォームを駆使して中国航空業の発展に向けた全体的な戦略と段階的な計画を制定し、航空分野の国家重大プロジェクトのために戦略的諮問と意思決定のための根拠などを提供し、航空分野において最も権威・影響力を持つ国家級諮問プラットフォームを打ち立てていく。
北京航空航天大学の責任者は「米国ではNASA諮問委員会(NAC)が米国の航空宇宙技術と産業の発展に向け、重要なけん引作用を発揮している。今回設立された研究院は中国の『NAC』を目指す」と語る。
北京航空航天大学沙河キャンパスに建設予定の航空科学・技術実験室は、計画面積が19万平方メートルで、一期工事は来年10月に竣工し、使用が始まる見込み。
「人民網日本語版」2011年12月26日